趣味の電子工作など
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先日、外見に一目惚れをして入手しました。
ニキシー管ディスプレイのマルチメータです。
私のセンスではとてもカッコいいと感じます。
また、このサイズで "MINI-MULTIMETER" を名乗るあたりがいじらしいです。
こんな外観ですが、なんと電池動作が可能です。(UM-2 x10)
ジャンクという説明でしたが、いくつか調整が必要なことを除いて、
機能はほぼ OK でした。
40 年前の製品としてはけっこう状態が良いです。
あまり使われてこなかったのではないでしょうか?
☆そのほか気付いたこと
・説明書、資料無し
・1973-74 年製?
・ADC は積分型と思われる
・ロジックは 74L シリーズの TTL で構成
・ニキシー管ドライバは 74141 、ダイナミック駆動
・心臓部(?) は MOSTEK の MK5007P(4桁カウンタ)を使用
・ディスプレイの更新は 5Hz くらい
・AC 測定時の電圧安定に時間がかかる
・背面のサーキットプロテクタは何に対するものか不明 電流計測の保護用
☆状況
・計測誤差が大きい:電圧 +100V レンジで +5% 程度?
・AC レンジでオフセット誤差 12 count.
・コイル鳴き
測定端子をショートさせたときを上の写真に示します。
V AC モードと mA AC モードでは ".0012" 表示となってしまいます。
DC 測定および kΩ モードでは正常に ".0000" となること(冒頭写真)と、
ファンクションを変えても "0012" という全く同じ数字であることを考えると、
どうも AC-DC 変換部のオフセット誤差が原因のように見えます。
縁あってうちに来たからには、ある程度ちゃんとした状態にしてあげたい…
というわけで、これらの問題の調整にチャレンジしたいと思います。
あと早く電源コードを入手しなくては…。
次回更新では、内部の様子を確認します。