ネタがない週は部品箱の中のパーツを火入れします。
今回は、プラスチックモールド以前のものとおぼしき、CANタイプ(TO-18? TO-5?)の赤色LEDです。
残念ながら型番は不明です。
「最初のLED」として有名なのは Monsanto の MV-1 ですが、このLEDはその MV-1 とほぼ同型の形状です。
ただし、ダイの形状が異なること、LED の輝度から 1970 年代以降に製造されたものと推測されます。
CANタイプの赤外線LEDやフォトトランジスタは工業用に現在でも製造されていますが、
CANタイプ赤色LEDはほとんど見かけません。
写真のように、現在手に入る「低輝度LED」と遜色ない、初期のLEDとしては比較的明るい輝度を持ちます。
(最初期のLEDの輝度は ucd のオーダのようです。)
もちろん、現在の基準からすれば 20mA 流しても「ぜんぜん明るくない」です。
Vf は 1.6V @10mA でした。まあ普通ですね。