BASIC Stamp は、教育用として開発された PIC 上で走る BASIC インタプリタです。
先日、BASIC Stamp 1 インタプリタ書き込み済み PIC (16C56) をいくつか手に入れました。
Parallax のページによると、どうも
この OEM 用チップのようです(1 つ $10!)。
しかしながらジャンクで手に入れたので、果たして IC が生きているか定かではありません。
せっかくなので、このページを使って動作確認を行いたいと思います。
公開されている回路図を参考に、試験回路を作ってみました。
以下に回路図を示します。
オリジナルとの相違点は、EEPROM に手持ちのものを使用したことと、回路の簡略化です。
BASIC Stamp 1 は 3 線式の 93C56 を 2 線で使用しています(Read 時に IO がぶつかる気がしますが・・・)。
回路を組み立て、適当な USB-TTL 変換モジュールを使用して PC と接続します。
BASIC Stamp Editor を起動して確認します。
あっさり認識されました。
・・・しかし、書き込みしても、プログラムが正常動作しません。
Loopback, Echo が "No" であることも気になります。
仕方がないので、ロジアナで解析してみました。
(デバッグ時風景。)
上図はプログラム実行時の EEPROM との間の信号です。
シーケンシャル・リードを行っていますが、いろいろと変です。
そこで AT93C56 のデータシートを見ると、なんとシーケンシャル・リードに対応していません!
どうも、EEPROM としてオリジナル通りの 93LC56(A) (Microchip) や、AT93C56A を使用しなければいけないようです。
93C56 は決して特別な IC ではないのですが、検索したところ、これらは秋葉原での扱いがほとんど無いようです。
うーん、困りました。
その(2)へ続く。
1. 読み込み
回路を組みましたが認識しません。
おそらくPCO PCIの読み書き込みの問題だと思いますが、どのようにしてUSBに読み込んでるのですか。電子工作を始めたばかりのものです。